そもそもクレイが何なのか知らない人に、わかりやすいように説明しておきます。
クレイとは粘土のことです。

でも、工作に使うような粘土のことではありません。

はるか遠い昔に地球が誕生したとき、地球上は火山活動がとても活発だった頃に流れ出た溶岩が長い年月をかけて微粒子に変化し、そこに含まれているのがクレイなのです。

母に聞いたら、「昔、泥パックって顔中に塗ったら、肌がツルツルになったのを覚えているわ」という返事がかえってきました。

そう、クレイが話題になったのはつい最近というわけではありません。実はクレイの歴史は長く、古代エジプトのミイラ作りに使用されていたり、フランスでは病気の治療や美容目的で古くから使われていたりしたんですって。

クレイって何に効果が期待されているの?

泥パックをして肌がピカピカになったという人は多いですよね。

クレイでパックをすると「肌がキレイになる」というのには理由があります。

クレイはマイナスイオンをとてもたくさん帯びている物質なんですね。肌の汚れや老廃物はプラスイオンを帯びていることが多いので、マイナスイオンを持ったクレイに引き寄せられます。

だからクレイパックをした後の肌は、ツルツルでピカピカになるというわけです。

クレイの効果はそれだけではありません。クレイには天然のミネラルがたくさん含まれていて、ここには良質なプラスイオンが存在します。

体内の不要なプラスイオンとクレイに含まれる良質なプラスイオンを交換することで、傷の治りを早めたりするとも言われています。

クレイはただの泥じゃない!

クレイ=泥だと思っている人は多いですよね。

泥というと水分を多く含んだ土で、あの茶色い物体を想像してしまいますが、ここでいうクレイは違います。

美容や治療目的で使われるクレイは、火山が爆発したときに流れ出た堆積岩に含まれる粘土を指しています。また世に出回っているクレイは、汚染されていない土壌から採掘されたもので、純度がとても高い粘土です。

ミネラル分も豊富に含み、体内に入れることで高いデトックス効果を生み出すと言われています。

しかし、いくら純度が高くても、粘土状のモノを体内にいれる事は勇気がいりますよね。

クレイは、粘土質の石を採掘し粉砕機で細かく砕いていきます。それをしっかりと乾燥させてできたのがクレイで、粒子の大きさはなんと2ミクロンととても細かいものなんです。

それでもクレイを体内にいれる事には抵抗がある…そんな人にも安心できる情報があります。

日本の製薬メーカーの中には、クレイを使ったお薬を製造しているところがあります。クレイには高いデトックス効果があると言われているので、そうした目的のお薬にも活用されているんですね。

クレイの歴史は人類の歴史と一緒

クレイの歴史が長いというのは先ほどさらっと述べましたが、もうちょっと詳しく見ていきますね。

今のように医学が発達していない世の中では、人々は実体験によって物質の持つ力を感じ取っていました。クレイもその1つです。

人類が土器を作ったのは粘土質の土からです。始めは生活必需品として利用していた粘土が、いつしか医療用にも使われていきます。

良質なクレイは火傷などの治療に使われたりしたのです。クレイが治療にも使えると人間が悟ったのは、それ以前に野生動物たちがクレイを体に塗って過ごしているのを見たからだとも言われています。

大自然が生き物に与えた力を、人々は敏感に感じ取っていたんですね。

やがてヨーロッパで断食療法を行っていた博士がクレイの服用を始めます。クレイの服用と断食療法をミックスし、体の中にたまった不純物や老廃物を体外に排出するクレイ療法を編み出したのです。

湿疹治療にも効果があると言われているクレイ療法は、今でもフランスでは一般的な治療法として人々に認知されていて、薬局やオーガニックスーパーなどで広く手に入れることができます。

日本ではクレイの効果はまだまだあまり知られていませんが、世界ではすでにクレイを愛用する人がたくさんいるんです。

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